■生息環境

ピグミージェルボアの故郷は、パキスタン南西部に位置するバルーチスターン地方、バルーチスターン地方は、北部にチューガイ丘陵・西部に中央ブラーフィ山脈・南部に中央マクラーン山脈・西部にタフタン山と、山地山脈に周囲を取り囲まれた、高地盆地です。また、バルーチスターン地方は年間を通じて雨量がほとんど記録されない、夏と冬の季節がはっきりと分かれた砂漠地帯です、太陽と風で風化した大小の岩が点在し、ほんの少しの水分を求めて生える一握りの草本類を生活の糧に、ピグミージェルボア達は生息しています。バルーチスターン地方の砂漠は、夏季の日中温度が30℃まで上昇し、夜間は25℃になります。冬季(9月〜4月)はかなり厳しく夜間には0℃を下回る事もあり、極々少量の雪が降り氷が張ることも珍しくない環境です。冬季の間ピグミージェルボア達は砂中深くに潜り、地表には全く姿を現さなくなってしうそうです。

■体・ 特徴  

体長は、35mm〜45mm、尾長は非常に長く70mm〜95mmになると言われています。体色は砂漠色、腹部は白。四肢は体毛が少く薄いピンク色。体毛は他の齧歯類同様に非常に柔らかく、前肢は非常に小さく、種子を持つのがやっとだろうと思われるほどの大きさしかありません。後肢は15mm〜20mmと体長の半分近い大きさがあります。足の裏には、何故か長い毛が密植しています。   

 

 

■♂・♀

他の齧歯類(ハムスターなど)同様に肛門部と尿排口が非常に接近しているのがメスで、離れているのがオスなのですが個体が非常に小さいため、その見極めも難しく。発情期の個体では、写真でもお分かりの通りメスの乳首が目立ち、オスでは睾丸部が目立ち始めます。発情期以外は殆ど見分けがつきません。


 
■生活

夜行性で昼間は寝て過します、たまに寝とぼけて歩き回りますが殆ど明るい間は寝て過します。

■繁殖

自然界では、年に2回出産することが確認されています。時期は6月末と8月末だそうです。
国内では持ち腹で入荷したものが1度に2〜4匹出産した例があるだけで。それ以外のことはほとんど知られていないのが現状です。
写真は国内で生まれた幼体です、体長は僅か15mm程しか有りません。
目も開かないピンクマウス後肢には、既に面影がありますね。

出産 

  授乳

協力 Rep Japan